カルドセプトDS発売記念 公式全国大会

ALL JAPAN CEPTER'S CUP 2008

「カルドセプトDS」発売記念 公式全国大会
ALL JAPAN CEPTER'S CUP 2008

対戦映像

GAME JAPAN CUP エキジビションマッチ

GAME JAPAN CUP エキジビションの対戦映像です。映像は4本のムービーになっています。

総ラウンド:36R
順位 セプター 魔力
1 Bookひろゆき(ひろ) 6897
2 Bookバトラー 5161
3 BookGJ 瀧川(Gジャパンダ) 2311
4 Book大宮ソフト 神宮(JIN) -192

今回のムービーは、GAMEJAPANCUPエキシビジョンマッチ。

赤の「Gジャパンダ」さん(GameJapan 瀧川さん)、青の「ひろ」さん(ひろゆきさん)、緑の「バトラー」さん(GJCUP勝者代表)、黄色の「JIN」(大宮ソフト神宮=私です)の4人対戦の模様です。

今回、私は試合の当事者ということもありますので、内容について、その時の心情なども織り交ぜつつ、深く切り込んでみたいと思います。
試合展開は有為転変。さながら一本の歴史絵巻、帝国国家同士の盛衰を見ているかのようです。そんなイメージを想像しながら見ていただけると、より楽しめると思います。
(私的には、結果はアレなんですが…)

ゲームの順番は、黄色「JIN」、緑「バトラー」さん、青「ひろ」さん、赤「Gジャパンダ」さんの順となりました。
さて、ゲームスタートです!

第一章「勝者の混迷」(1R - 11R)
1R
先頭を切ったJINこと私、早速手札の「ホーリーワード6(以降、「ホーリーワード」は「ワード」と略)」を使い、南エリアの火の領地をゲット。とにかく速攻で、欲しい領地を確保したいがために、「ワード6」を4枚搭載しています。実際は10歩進める「ワードX」でも良いのですが、世間の使用頻度が高くて悔しいので(「リフォーム」回避のためとの説もある)、「ワード6」にしました。
ひろさんは北の地属性をドラゴンゾンビで押さえます。この2人がちょっと先んじた感じ。
2R
JIN、ダイスで1を出し、隣の火属性の土地に停止。ここも「パイロマンサー」で取得。これで火属性の2連鎖を押さえたことになります。2R目にして、かなり有利な状況に。
ひろさんは「ライフフォース(以降「ライフォ)」を使用。これは、その後クリーチャーとアイテムをタダで使用できるようにするスペルです。「ライフォ」を使いこなすとは、以外に侮れない!(この段階では、まだ少し侮っていました)
Gジャパンダさん、南エリアの火属性に止まり、「マンティコア」を配置。同じ火属性使いか…とちょっと嫌な予感。今回、あまり使われていないだろうと踏んで火属性ブックにしたのですが…早くもメタゲーム(試合前の読み合い)に負けた感じが。
3R
バトラーさんとGジャパンダさんは、立て続けに「パーミッション(以降パーミ)」を使用。やはりこのマップでは、周回ボーナスを得やすくする「パーミ」は有効なんだよなあ。判っている人は必ず入れてます。今回、私はこれまた世間の使用頻度の高さが悔しかったので入れませんでした。要らぬ意地を張らなくてもいいのに…上手くないんだから。
4R
JIN、聖堂を通過し、先ほどに連鎖を作った南エリア火属性の護符を5個買います。連鎖と護符のコンビネーションは、勝利の基本です。
しかし、その直後、「パーミ」の効果で早くも周回ボーナスを得たGジャパンダさんが、聖堂に行き、同じ護符を20個入手!
同じ種類の護符を持つ場合、数が多い方が断然有利です。このまま南の火の領地のレベルを上げていくと、Gジャパンダさんの総魔力をより上げてしまうことになる…。早くもJINの予定は狂い始めます。
5R
ひろさん、交差点であえて南砦を目指さず、北へ。「ライフォ」がかかっているので、こういう作戦も取れるんですね。
Gジャパンダさん、先ほどの「マンティコア」の領地レベルをアップ。これは先手を打たれた…!
7R
ひろさん、バトラーさんの北エリア「グリフォン」風領地に停止。同じく「グリフォン」とアイテム「カタパルト」を使い領地を奪取します。
さらにGジャパンダさんが、バトラーさんの南エリア「ナイト」風領地に停止、「マンティコア」を使い、これまた撃破。偶然とは言え、バトラーさん狙い撃ち状態。まあ、今回一番の有望株なので、仕方ないところか?
8R
JIN、ようやく周回ボーナスを得て、この段階では1位に。分岐であえてバトラーさんの「スチームギア」の領地へ。その隣の無属性領地が欲しかったので、ここは奪取しておきたかった。…とは言え、バトラーさんはさっきのラウンドで散々狙い打たれてたんだから、遠慮してあげてもいいのに…大人気ない。
ケマゾツで侵略し、ついでに護符も1個捨てさせ、土地を奪取。
そのバトラーさん、「ワードX」をひろさんの「ライフォ」に上書き!ナイスプレイです。「ライフォ」は自分で消すか、誰かが上書きするまで残り続けるので、長期放置は使用者をどんどん有利にします。かといって、消すには自分の持つ呪いスペルを無駄遣いしなければなりません。つまり「誰が猫に鈴をつけるのか」ということ。これは、ある意味献身的な行為なのです。バトラーさん、どん底状態にありながら、この献身はすごい。この不屈の精神、セプターの鑑です。バトラーさんのこの逆境からの復活劇にご期待ください。
9R
JIN、Gジャパンダさんの「マンティコア」レベル2火領地に停止。これは欲しい!
ここは「ゴーレム」+「マサムネ」で侵略し、奪取成功!南エリア火属性は3連鎖になりました。
さらに直後、ひろさんがこの「ゴーレム」レベル2領地に吸い込まれるように停止。通行料を払ってくれます。
先ほどから好調が続き1位を守っているJIN。「このまま勝っちゃうんじゃないか?フハハハハ…」…その時はそんな気がしていました。
11R
JIN、聖堂を通過。本来南エリア火護符を他の人より多く買えれば断然有利なのですが…もはや追いつけないと、あえて北エリア火護符を購入。しかし、これがつまずきの第一歩だったのではないかと、今になっては思います。
ひろさん、「ワードX」で城~N砦と連続通過。周回ボーナスと砦ボーナスによって、1位に躍り出ます。
第ニ章「終わりの始まり」(12R-21R)
12R
バトラーさん、「ドレインマジック(以降ドレイン)」をひろさんに使い魔力奪取。聖堂で南エリア火護符を21購入し、この護符トップ所有者に。私はもとより、Gジャパンダさんも今後の展開が少し辛くなります。 Gジャパンダさん、拠点の「マンティコア」を「ケットシー」に交換。「マンティコア」も強いですが、「ケットシー」はスペルの対象にならない上、戦闘でもST40以上のクリーチャーの攻撃を無効化するため、安心感はより増します。
13R
ということで、N砦に停止した私も、「ゴーレム」を「ケットシー」に交換します。火属性使いなら「ケットシー」は定石…とはいえ、真似っ子のようでちょっと後ろめたい。でも「ケットシー」は今回のブック「のりめたんげ=ノリメタンゲレ=我に触れるな」のアイデンティティーとも言えるので、出さねばなりません(実際は、あまり活躍できなかったけど)。
この時点で、JINは再び1位に返り咲いています。まだまだこの頃は調子良かったなあ。
Gジャパンダさんは、先ほどの「ケットシー」火領地をレベル2に。じわじわ追い上げてきます。
14R
ひろさんが、自分の領地の直前に停止していたJINに対し「ワード1」をキャスト!大会では久々に見る「ワードハメ」です!
ワードハメはカルドでは基本技であり醍醐味なのですが、最近はあまり使われているのを見ませんでした。開発視点的にはうれしいです!
…って、使われているのは自分なので、感心している場合ではなかったな…。対策あるかな…。
15R
当然、先のターンの「ワード1」の効果でダイスの目は1になり、ひろさんの「グリフォン」レベル3領地に。しかしJINがこのターン引いてきたのは、攻撃力の高い「フレイムロード」でした。これは行ける!と意気揚々と特攻します。
いや、先生…よく考えてみてください。フレイムロードのコスト(140+捨てカード)を考えたら、素直に通行料160払っといた方が無難だったのでは?しかも、相手の手札を見ていないことがバレバレ。ひろさんはしっかり「カウンターアムル」を持っていました。
結局、攻撃は反射され、フレイムロードも失いとんでもない損失に。魔力はマイナスとなり、レベル2の南エリア火領地を手放すことになります。
後知恵ながら、ここは反省点多いですね。相手の「カウンターアムル」を使わせるために攻め込むのはアリだと思うんですよ。だったら、「バトルギアα」で本気と見せかけて、実は援護を付けないとか。その方が安上がりだし良かったのでは。それに、レベル2領地を手放したのもどうかと。どうせ南エリア火護符をあきらめたのなら、それを売ってしまった方が良かった。
結果、これでひろさんが1位になります。しかも先ほど私が手放した土地に停止しそれをゲット。ああ、だから手放さない方が良かったというのに…。
16R
JIN、「ドレイン」を引くが、使いません。1位のひろさんがすぐに周回ボーナスだし、3位4位の人から取るのもどうかと、余裕の心境。ダイス移動では、Gジャパンダさんの北エリア火領地に停止し、「ファイアードレイク」で領地奪取に成功してホクホク。まだ勝つ気はあったようです。
そんな中、バトラーさんは先のラウンドに入手した火領地を「ウェザリング」で風に変え、2連鎖に。深く静かに逆転の計画は進行しています。
そして、問題のひろさん。「ワードX」で周回ボーナスを得た後、その足で北エリアの風自領地を通過、レベル4にアップし、魔力をうまく使い果たしてしまいました。結局JIN、「ドレイン」し損なう…。
17R
JINは、ひろさんの「ニンジャ」火領地に停止。ああ、さっきの「フレイムロード」があれば取れたかもしれないのに…。つくづく後悔。
Gジャパンダさん、「ローカスト」をひろさんのレベル4風領地に使用、レベルを1下げます。順位は変わらないものの、ひろさんにとってはかなりの総魔力ダメージです。ナイス!
18R
バトラーさん、聖堂で北エリア風護符を30ゲット。これで準備万端整った。さらにその足で先ほど地形変化した北エリア「グリフォン」風領地をレベル3へ。なんと一気に大逆転の1位奪取!序盤の不遇をものともせず着実に浮上するところは、さすが本物の強さ!
Gジャパンダさん、「リフォーム」を使いバトラーさんの手札の「グレムリンアムル」を抹消!これで全員のブックや手札から「グレムリンアムル」が消えましたが、ブックに入れていなかったJINにとっては、喜ばしい一撃!
19R
JIN、前のラウンドで3位に転落。さあ、ここから凋落は始まります…。
通過した南エリアの領地をレベル3に。もう南エリアははあきらめたんじゃなかったのか?しかも、よりによって「ケルベロス」の隣の方をレベルアップするとは。取られまいとする抵抗のつもりかもしれないが、「パイロマンサー」は戦闘での守りには決して強くないんだけどなあ。なんか、戦略がグズグズです。
そしてなんと、この領地にGジャパンダさんが停止。本来なら喜ぶべきところですが…Gジャパンダさんは「バロウワイト」で攻め込みます。「バロウワイト」は攻撃成功すると、相手を眠らせ通行料を取れなくします。そうはさせじと、JINは「ファイアーシールド」を使って、攻撃を無効化しようと試みますが…なんと、Gジャパンダさんの使ったアイテムは70%の確率で即死させる巻物「ライトニング」!巻物攻撃なので、シールドでは防げません!!相手の手札を見ていたはずなのに「バロウワイト」を使われたことですっかりその可能性を失念してました。頭でっかちというのは、恐ろしいですねえ…。
効果は成功、あっさり「パイロマンサー」は昇天…。Gジャパンダさんは領地を奪取し、2位に浮上!
20R
先のラウンドで4位に転落したJIN。このままでは面目が無い。そこで取った行動とは…。
南エリア水領地の「バトルギアβ」で隣のひろさん「ウーズ」に移動侵略。「バトルギアα」を援護に使用し、合体…「バンドルギア」完成!
ひろさんは手札に「カウンターアムル」を持っていたものの、流石に使わず、奪取成功。
正直、南エリアの水領地とか要らないんだけど…とにかく、「バンドルギア」を作りたかったんです!一応、会場も少しは盛り上がったし、今回やりたかったことはやれました、ハイ。
そして、これまた3位に転落したひろさん。レベル3「グリフォン」風領地に「ランドプロテクト(以降ランプロ)」をかけます。これで先ほどのような、レベルダウン攻撃を食らうことはなくなりました。地形変化スペルを持っていた人もいますし、適切な判断でしょう。ちなみに、最近の大会では「ランプロ」はあまり使われなくなりましたね。昔は必須スペルの一つだったのですが。今回の調整は成功だったと思ってます。
逆に、あまり使われない所に突如現れると、対策されにくいため効果も大きくなります。ここでの「ランプロ」使用はかなりナイス。
第三章「最後の努力」(22R-28R)
22R
現在、1位バトラーさん、2位Gジャパンダさん。二本目のムービーの序盤で1位2位だったJINとひろさんは、4位と3位に。
諸行無常、盛者必衰の世界ですねえ…。
JIN、北エリア火領地の「ファイアードレイク」を「アケローン」に交換。HPも50と大きく、嫌な特殊能力があって攻めにくい「アケローン」は悪くない判断だと思いましたが…これが後々仇になろうとは、知る由もありません(いや、実際は「メタゲーム」をしっかり押さえていれば「不死族」はヤバイということはわかってもおかしくないんだけど…)。
23R
サドンデス開始!
JIN、高額領地地帯を「ワード6」で何とかスルー。しかし今後も、ここを通るたびに肝を冷やす羽目になります。
ひろさん、砦に停止し、領地コマンドでJINの南エリア「ケマゾツ」領地に攻め込み、あっさり奪取。ひろさんは2位に浮上、JINはますます落下…。
24R
JIN、「バインドミスト」をバトラーさんの北エリア「ナイト」レベル4風領地にかける!これで「ナイト」はマヒして戦闘で攻撃やアイテム使用をできなくなりました。さあ、誰かこの領地を何とかしてください(他力本願)。
そして、ひろさんの北エリア「ニンジャ」水領地に停止。「ファイアードレイク」で侵略。このままだと「ニンジャ」が先制を持っているので返り討ちにあうだけなのですが、「ファイアーシールド」を使用して無理やり奪取。この時には、北エリアに新たな連鎖を作る予定だったので、無理をしてでも確保したかったのです。後々、この領地は災いを呼ぶのですが…。
25R
大会に出場している猛者同士の試合だと、そろそろ試合が決着している頃なんですが…。まだまだ続きます。 JIN、1位のバトラーさんを引きずり落とさんと、北エリア「グリフォン」風領地に「アップヒーバル」をかけます。属性が変更され、風護符を持っているバトラーさんの総魔力は大きく下がり、JINはしてやったりとほくそ笑みます。が…。
バトラーさん、ずっと手札に「ウェザリング」持ってたじゃん!先ほどの領地の属性はすんなり元に戻されてしまいました。またもや相手の手札を見ていない事実が露見。
もっとも、当時会場では一時的に大画面が別の試合を写していたので、この一連のマヌケなやりとりは会場の皆さんには知られずに済んでいました。今ここで、あらためて暴露される事実です(苦笑)。
Gジャパンダさん、ひろさんの「ギルドラプター」風領地に侵略。領地奪取に成功しますが、ひろさんは戦闘で「ゴールドグース」を使用。自分破壊時に発動する「ギルドラプター」の能力と「ゴールドグース」のコンボで、約300Gを得ます。美味しいですね。
26R
JIN、先ほど高収入を得たひろさんに対し「そこじゃあ!」と手札で暖めていた「ドレインマジック」を使用!そこそこの魔力を奪うことに成功します。しかし、魔力の余裕もできたのに、その後通過した南エリアの火領地はレベルアップせず。やっぱり南エリアは捨てたのか?
ひろさん、北エリア「アンダイン」水領地をレベル4にアップ!北エリアには高額領地が次々現れ、恐ろしいことに。
27R
バトラーさんはGジャパンダさんの南エリア「ケットシー」レベル3火領地に停止。Gジャパンダさんは手札に防具「エンジェルケープ」も持っており、一見奪取は不可能に見える状況ですが、バトラーさんは熟考の後「アームドギア」で侵略します。バトラーさん、そこで援護に「シムルグ」を使用しST70、Gジャパンダさんは案の定「エンジェルケープ」を使用しHP100となります。やはり攻撃力は足りない…。
しかし、シムルグの種族は「動物」、ケットシーと同じです。ここで「アームドギア」の能力「相手と同じ種族を援護に使用した場合、貫通」が発動し、相手の地形効果が失われHP70に減少!見事、奪取に成功しました。ひゃー、「アームドギア」の貫通能力なんて、あまりに成功させにくいので、作った自分も忘れかけてたっスよ。バトラーさん、勝機を見逃さないなぁ。
28R
JIN、先ほどの戦闘の結果たなぼた的に3位に浮上。マジックダイスを使用(ヘイストでないところが渋いでしょう?)。
しかし、聖堂で、あろうことか捨てたはずの南エリア火護符を買い足すという愚挙に。おいおい、それなら北エリアを買って、「ファイアードレイク」の領地を火に変えるとか、他にもやれることはあるだろう?戦略ブレ過ぎ。
一方、バトラーさん、北エリア「グリフォン」風領地をレベル4に。他と圧倒的な総魔力差を付け、もはや勝利確定かと思われますが…。
ひろさん、バトラーさんの北エリア「ナイト」レベル4風領地に停止。通行料も720Gと高額ですが、ここには先ほどJINが付けたマヒが…!
JIN、一応自分の策が功を奏しそうなので、ついつい隣でプレイするひろゆきさんに「やっちゃってくださいよ…ウヘヘ」と卑屈なささやきを。堕ちるところまで堕ちたな。まあ、それがなくてもひろさんは仕掛けたでしょうが。
ひろさん、「ヘルハウンド」+「カタパルト」で攻撃。見事領地を奪取します。
これでひろさんは1位を奪還しました。
さらに直後、Gジャパンダさんがひろさんの「グリフォン」レベル3風領地に停止。「バロウワイト」の「眠り」能力で回避を試みますが「ファルコンソード」で先制を取られ、攻撃前に破壊、通行料288Gを奪われます。 ひろさんの快進撃が始まりました。
第四章「ひろさんの勝利」(29R-36R)
29R
先のラウンドの大波乱により、1位ひろさん、2位バトラーさんとなっています。
JINがひろさんの北エリア「ドラゴンゾンビ」レベル2領地に停止。「パイロマンサー」+「クレイモア」で侵略します。攻撃力は上々ですが、結局「カウンターアムル」で反射され不発。まあ、これは「取れればラッキー」の作戦で「カウンターアムル」を使わせただけでも成功です。ミスじゃありません!(使わないかも、と思っていたのは確かですが。)
ひろさん、この状況で「テレキネシス」をドロー。これでラウンド制限終了までもつれても、最後の詰めで「テレキネシス」が絶大な効果を発揮するでしょう。なんという用意周到さ。
30R
JIN、北エリアの危険地帯に差し掛かりますが、手札には「ワード6」もあり、避けることは可能でした。 しかし…ここで「ラドーン」をドロー。これは(悪の)神の思し召しか!?あえて高額領地に止まっても、風属性即死能力を持つ「ラドーン」で奪えるかもしれない!
大逆転のチャンスでもありますし、「ジオファーグ」に比べ脚光を浴びていない「ラドーン」の良さを世に伝える良いチャンスでもあります!ここはダイスを普通に振って運に任せる!
そして幸か不幸か、レベル4「グリフォン」に停止…運命の時は来た!
「ラドーン」召喚!アタック!「効果が無かった」!……。
賭けに負けました…。通行料864…。
護符を全て売却し、「バンドルギア」の領地も手放し、もはや総魔力350…。
バトラーさん、この高額通行料を得たひろさんに抜け目無く「ドレインマジック」!高額魔力を奪取しますが、まだこの時点では
順位に揺るぎはありません。
31R
JIN、「ドレインマジック」を引くも、それを使う魔力も残っていません。というか、もうすぐ周回ボーナスとはいえ、手持ち100G以下にしてしまうのは、資産売却を間違ってるぞ。
バトラーさんは、ひろさんの北エリア「アンダイン」レベル4水領地に停止。ここも通行料は高い。しかし、ひろさんは水の領地をあまり持っていなかったため「アンダイン」の能力を今ひとつ引き出せず、領地を奪われてしまいます。
これが結構大きなやりとりとなり、バトラーさんはひろさんに肉薄します。勝敗はわからなくなってきました。
33R
JIN、北エリア火護符を買い直し。いや、今更ここに希望は無いって…。もはや自分を見失っています。
ひろさん、北エリア「グリフォン」風領地をレベル5にアップ!通行料2300Gの恐ろしい領地完成!私かGジャパンダさんが止まったら、サドンデスです。
34R
バトラーさん、ダイスでGジャパンダさんの通行料160G領地に止まる目を出します。そこで、途上の聖堂で北エリア風護符をさらに買い増し、わざと魔力をマイナスにすることで、先ほど入手した北エリア水領地を手放し魔力に還元!不安な領地を奪われる前に魔力に変える、高等テクニックですね。これを元手にすれば、充分逆転も可能な状況です。
しかし直後、ひろさんがドレインマジックをドロー。これはバトラーさんも読めなかったでしょう(当たり前)。ひろさんは魔力を奪取し、北エリア「ドラゴンゾンビ」地領地をレベル3にアップ。
Gジャパンダさん、北エリアを進んでいましたが、ここでリコールを使います。一見無意味に見えますが、決着は近いと読んでの回避行動だったのではないかと…。
35R
バトラーさん、北風の護符も充分。1位とは1000Gの差しかない。残り5ラウンドで最終的には充分逆転可能な状況。胸中には勝利のシナリオが出来上がっていたに違いありません。
ひろさん、北エリア「ファイアドレイク」水領地に停止、「ワーボア」で侵略。ここでJIN、こんな領地放っておけば良いのに、ひろさんが1位だったことと、先ほどバトラーさんの攻撃を退けたのに、ここで唯々諾々と取られると接待プレイじゃないかと思われそうだということで、「ファイアーシールド」を使用して強引に死守します。でも、そんな面子を考えている場合じゃないでしょう?魔力の残りは12Gになってますケド…。ここを強引に守ったことには、ひろさんもびっくりしてました。そりゃそうだ(笑)。
追い討ちをかけるように、GジャパンダさんがJINの虎の子の北エリア「アケローン」レベル3火領地に止まる目を出します。そして、手札には「クレリック」が!Gジャパンダさんは当然「クレリック」で攻め込み、不死族即死能力は発動、領地はあっさり奪われます。さっきシールドを使ってなければ、守れたのにねえ…。
36R
のこり5ラウンドのカウントダウンが始まります。
この段階で1位ひろさん、総魔力6033G。JINの総魔力は672Gで、ひろさんの高額通行料地帯に差し掛かっていました。嫌な予感はしてたんです。
振ったダイスの目は…4。ひろさんのレベル4風領地、通行料864Gに停止…。
領地を守るクリーチャーは属性の合わない「ケルベロス」で、倒し易い状況ではありましたが、使える魔力は12G…。
なす術もなく通行料を奪われ、JINは魔力枯渇。サドンデスでゲーム終了~!
会場も失笑という感じの幕切れでした(すいません…)。
このサドンデスで、バトラーさんのその後の計画をぶち壊しにしてしまったかなとも思いましたが、ひろさんは「テレキネシス」も温存していましたし、有利であったことも確かだったのです。当然の勝利とも言えるでしょう。

みなさん、お疲れ様でした…。衆人環視の状況で、今までに無いほどの緊張感を味わった試合でしたが、それだけに脳の普段働いていない部分にも血液の回る感じがしました。カルドセプトの対人戦は、集中力、状況判断力、いざというときの大胆さなど、実生活に役立つ能力を鍛える効能もあるんじゃないかな…なんてことも思ったり。
負けてしまいましたが、一時はトップになりましたし、見所は作れましたし(笑)面白かったです。上手くなくても、カルドセプトは楽しめるものなんですよ!皆さんもぜひ対人戦を楽しんでください。